24年7月RCIトレード5分足実例
2024年7月の8本RCI-FXトレードを一部抜粋して掲載しています。
各ロジック、どのようなポイントでエントリーしているのか、トレードイメージの参考にしていただければと思います。
8本RCI-FX手法
ロジック①:狙いはトレンドフォロー(+初動)、8本RCI-FX手法全体の7割のエントリーを占める最も重要で根幹となる手法
ロジック②:過熱した相場を見極め、その後の転換をピンポイントで拾っていく手法
ロジック③:調整後の相場のベストタイミングでエントリーができる、アールの8本RCI手法の中でも最も勝率が良く、利益も伸ばせる手法
※主要なインジケーターは非表示です。
7月1週のFXトレード5分足
8本RCI-FX手法:ロジック①EURUSD
エントリーの瞬間から伸びていきましたね。
ストレスなく余裕をもって眺めている事ができるトレードです。
しかしこの何本か前からエントリーしていたとしたらどうだったでしょうか?
ヒゲを出しながら上下に揺れ動く売り買いの攻防に巻き込まれ、気が気ではないポジションを握りしめ、よし一旦手放そう!と降りた瞬間に伸びていく・・・
これは中核となるエントリールール、そして決済ルールが定まっていないから起こってしまうのです。
8本RCI-FX手法のロジックルールでは完全にこの足しかエントリーできません。
他の足はエントリーを検討する段階にすら到達する事ができないのです。
そして決済も定められたルールに適合した時に選択し、決済とします。
もちろん全てが理想通りのトレード、という訳ではありません。
ですが、
エントリー直後に伸びるポイントでのエントリーを追及できる
という前提があるからこそ、
決済においても「勝ち逃げ」を選択する
という好循環の連動性を持ったトレードを実現する事ができます。
このようなトレードの割合を高め、限りなく勝率の高まる1本のローソク足を抽出するのが本手法の大きな特徴の一つです。
7月2週のFXトレード5分足
8本RCI-FX手法:ロジック③USDJPY
今週は何と言っても「介入」でしたね。
介入に限らず経済指標も突発的な事象ですのでテクニカル分析では取れない・・・取れたのならたまたま運が良かっただけ、と捉えてしまいますが、あながち絶対に取れない、というものではありません。
有名な言葉に織り込み済み、という表現がありますが、経済指標も介入も事前に情報を知っている者は確実に存在する訳です。
「それらの情報を絶対に誰も利用していない、と果たして言い切れるでしょうか?」
少なくともこの動きで誰かが得をして誰かが損をしています。(大抵は大衆側が損失を被る)
そのような思惑や動きがある中、全ての事象が読み切れない偶発的なものである、とは決して言い切れないとわたしは思います。
事実、今回の介入は8本RCI-FX手法のロジック③で読み取る事が出来ました。
ややイレギュラーな許容は必要でしたので全員が取れた訳ではありませんが、特にアグレッシブなトレードを行う生徒さんは多く取れていました。
獲得pipsは約300pips。
5分足トレードで取る値幅としては週給以上に値するpipsをわずか30分間で稼ぎ出した事になります。
また、特筆すべきはリスクリワードです。
このトレードのRRは・・・1:20!
※損失1に対して利益はその20倍
ルール通りの損切り値と決済、そして資金管理も合わさると、このトレード1回で40%の資金増となります。
さて・・・これだけ言及しながら当のアールはどうだったかと言うと・・・取れませんでした笑
わたしはここ数年は年度上期で年間の利益目標に到達してしまうため、7月からの年度下期は保守的なトレードにシフトし、優位性確認や新ロジック構築、生徒さんへの回答や育成に力を注いでいく傾向があります。
以上言い訳でした^^;
とはいえ、複数の生徒さんからの歓喜のご報告は自分のトレードよりも嬉しいものです。
また来週も本手法の参考になるトレードを紹介できればと思います。
7月3週のFXトレード5分足
8本RCI-FX手法:ロジック⑤→①→③→①EURUSD
今週は各ロジック及び相場は連続している事実を見ていきます。
まず新しい波の起こり=1波があります。(青矢印)
これがトレンドのきっかけとなるものなのですが、この発生の要因は様々です。
8本RCI-FX手法においては、
相場が過熱気味に一方的に進行してきた転換ならばロジック②
収束した相場からの突発的な進行及び売り買い決着からのブレイクならばロジック④
節目やきっかけの定かではない動き出しならばロジック⑤
で捉える事が出来る事があります。
今回の1波はロジック⑤逆張りのパターンです。
下記チャート画像と文章を交互に追いながらご覧になってください
大きなトレンド1波(青矢印)が発生し、次は調整2波です。
ここで小さなトレンドが形成されロジック①(左のピンク矢印)の売りエントリーとなりました。
①を利確後、本流の大きなトレンドに戻りロジック③(緑矢印)で買いエントリー。
③を利確後、さらにもう一つロジック①(右のピンク矢印)で買いエントリー・・・
最後のロジック①は建値となりましたが、大きなトレンド(ロジック③)の波の中に小さなトレンド(ロジック①)が内包されている、という事がお分かりいただけるでしょうか?
チャートでは分かりにくいので概念図を見てみましょう。
このようにそれぞれのロジックは狙う場所を絞って、そこを一点突破するためだけにルールが構築されています。
そのため実際の相場ではこれが1波でこれが調整波でこれが3波・・・といったややこしい事を考える必要はありません。
本手法はロジックルールに従ってエントリー、ルールに従ってエグジット、という運用が可能であり、パズル的に当てはめるだけで勝率6割、これだけでも勝ちトレーダーとしての要件は備わっています。
しかし個人的にこれだけではRCIの性能を十分に引き出しているとは言えず、その奥深さを知る事なく運用するのは勿体ない・・・とも思います。
運用に余裕が生じてきたら、狙いの場所が合致しているかどうか、ロジック①ならトレンドフォローになっているかどうかを確認。
たったこれだけで勝てる可能性が大きく変わります。
その副産物として利伸ばしはもちろん、全損を避け微損微益で撤退できる確率も高まります。
これこそが勝ち逃げを真骨頂とするRCIを用いた本手法の利点であり本質と言えます。
それにしても相場というものの動き方は不思議で興味深いものだと思いませんか?
ロジック①というトレンドの中にも更に小さなトレンドがあり、
ロジック③という大きなトレンドも更に大きなトレンドの一部でしかない。
わたしたちの観測可能な時間軸に上限下限はあれど、それは下にも上にも無限に続いている・・・
という事はマルチタイムフレームのよる上位足分析はほどほどに、監視時間足(執行足)の精査こそがFXで稼ぐ儲けるという目的の達成にあたっては、最も重要であると考える事ができるのではないかと思います。
7月4週のFXトレード5分足
8本RCI-FX手法:ロジック①EURUSD
本ページ掲載のトレード実例は本手法の狙いを見ていただきたいため、その週の中でも出来るだけ分かり易いトレードを取り上げています。
しかし、基本レクチャー修了後、専業/兼業トレーダーへの準備段階として、勝率を8割までに高めていく事を目的とするCLクラスのピックアップにおいては、分かり易いトレードよりも分かりにくいトレードをどのように勝ちで終えるか、に焦点をあてた実践的で実務的なレクチャーが中心となります。
今回はそんなトレードを一つ見ていただこうと思います。
実践においてはエントリーしたらぐんぐん思い通りに伸びて最高のポイントで決済、連戦連勝、来週から専業トレーダー!などという事はあり得ません。
そのようなトレードは週に数回であり、多くの細かな勝ちを積み上げる事こそが、本当の意味で安定したトレードの実現に寄与するものです。
また、FXに対する基本姿勢としてできるだけ短期決戦で挑む事が大切だと考えています。
これは8本のRCIの設定値にも関連する事項ですので、ここで深くまでお話はいたしませんが、
自身の大切な資金をリスクに晒す時間を出来るだけ少なくする事。
ましてやそれが懸念あるエントリーなのであれば尚更です。
8本のRCIを用いた本手法のエントリーは
・利伸ばしを念頭においたエントリー
・懸念あるエントリー
に分類する事ができます。
本手法の決済は選択式決済となりますが、エントリーの種類によって最善の決済を選択して決定します。
上記画像の事例は懸念あるエントリーと認識して売りエントリー、そしてリスクリワード1:1まで伸ばし切ったヒゲ先で利確しています。
このポジションを保持していた時間は僅か7分です。
もしここで決済していなければ、その後は全戻しとなり含み益を失ってしまい、建値で逃げる事ができればまだしも、
「もう少し伸びるかもしれない」
と含み損を抱えながら持ち続けていると担ぎ上げられて損失は膨らみ、切るに切れない状況に陥ってしまいます。
こういった勝ち逃げトレードは決して珍しい事例ではありません。
下記は今週、同様の考え方で決済している事例です。
どちらもその後のグダグダした流れに巻き込まれず、短時間で勝ち逃げできています。
これらのトレードの特筆すべき点は、
エントリーする前から「懸念あるエントリー」と認識してトレードを構築している事です。
これは懸念のあるエントリーだ、だから早めに勝ち逃げよう!
最初から意識を持ってエントリーしているから、何かの反応を見たり事後対処の判断では無いからこそ、最善のポイントで勝ち逃げる事ができている、と言えるでしょう。
もちろん全てのトレードがこのように上手くいく訳ではありません。
微益となったり建値となったり微損で終える事もあります。
本手法はそもそもエントリー直後の逆行が少ないという性質を持っていますが、たとえそのトレードの見立てが悪く逆行したとしても絶対に諦めず、全損の可能性を上手なエグジットでできる限り潰していき、微損や建値、運が良ければ微益で逃げる割合を増やします。
そうすると、少なくとも週次ではマイナス収支になるのもなかなか難しくなります。
フェイズ3以降、CLクラスのピックアップレクチャーや再現学習では、同様の場面に遭遇した際、当たり前に対処再現できるようにRCIの読み取りを高めていく事を目的としています。
▶関連記事:CLクラス
・・・・・・・
本来このページのトレード事例紹介はもっと単純なものだったのですが・・・気付けば長文になってしまっております。
RCIによるトレードは本当に奥が深く、10年以上取り扱っていても、未だに新たな知見や優位性を見出す事があります。
相場ですからどうしてそうなったか、を明示できない場面もあるのですが、RCIほど明確に多くの根拠を示しだす事ができるインジケーターを他に知りません。
また来週もRCIによるトレードの強さと魅力をご紹介できれば、と思います。
お読みいただきありがとうございました。
7月5週(8月1週)のFXトレード5分足
8本RCI-FX手法:ロジック②→⑤→①
今週は「持ち替え」です。
これはわたしの理想とするトレードの形でもあり、トレードとは本来こうあるべき、という形でもあります。
簡単に言うと、
売りの終点は買いの始点、買いの終点は売りの始点
こうあるべきだと考えています。
売りポジションでトレードを行い、ではなぜそこで決済するのか。
その理由の一つは
売りの根拠が乏しくなったから=買いの根拠が増したから
ですよね。
であるならば、そのポイントは限りなく買い場に近い条件が揃っているべきです。
前置きが長くなりましたが、今週の事例の流れを左から順に追っていきます。
午前中からダラダラと上昇してきた相場をまずはロジック②転換で売りエントリー。
これは2時間に渡ってポジションをホールドするロングトレードとなりました。
8本RCI-FX手法のポジション保持時間は平均するとローソク足6本分であり、5分足だと30分程度です。
このトレードは実にその4倍もの時間に渡り保持していたのですが、一度も含み損になる事なく選択式決済ルールに該当するまで安心してキープする事が出来ました。
②を利確後、次足でロジック⑤逆張りで買いエントリー。
少し上昇した後に微損撤退、そのままロジック①で売りエントリーに繋ぎ7本後に利確し、優位時間の終わりとともにこの日のトレードは終了です。
このトレードの流れを「売りの終点は買いの始点、買いの終点は売りの始点」で解釈すると、
ロジック②転換の売りエントリーで売りの根拠が崩れたポイントで決済、それがそのままロジック⑤逆張りでの買い場となり、伸びずに買いの根拠が崩れたなら、それはそのままロジック①トレンドフォローでの売り場となっています。
今回はニューヨーク市場の優位時間帯のおおよそ8割の時間中、含み益を抱えたままポジションを持ち替えながら渡り歩く事が出来ました。
8本RCI-FX手法には10数年に及ぶ過去検証を積み重ねた独自の優位時間(手法が最も勝率高く機能する時間帯)が存在します。
わたしの理想とするトレードは優位時間中、常にポジションを持ち続ける事です。
買いでエントリーして決済、と同時に売りエントリー、その売りを決済と同時に買いへ・・・
相場の流れに乗って常時ポジションを持ち替え、シームレスに相場を渡り歩くトレード。
想像するだけでワクワクしてきませんか?笑
これこそが8本RCI-FX手法でわたしはもちろん、そして生徒さんにも目指していただくトレードの最終形であり、これを探求するのがFXの醍醐味の一つでもあると考えています。
今週は本手法が目指すトレードの具体例を紹介いたしました。お読みいただきありがとうございました。
①②③以外のロジックについてよくご質問をいただくので追記
※2024年7月記
8本RCI-FX手法には現在レクチャーロジックとしての①②③の他、④⑤そして派生として1.5/3.5があります。
ロジック④⑤及び1.5/3.5はいずれも無償で教示しています。
この理由は極めて単純で生徒さんに勝って欲しいから、という理由しかありません。
その他の記事でも述べているように、わたしはFXレクチャーをビジネス目的で行っている訳ではなく、瞬間の共有を目的としています。
関連リンク▶わたしがFXを教える理由
人生の時間と労力を掛けて築き上げた手法の全てを無償で教える事はありませんが、わたしの元でレクチャーを受けて下さった生徒さんには、持てる全ての知見を開示しています。
ロジック⑤について
これはロジック②③を習得されて、フェイズ3以降で安定した成績を維持しておられる生徒さんには随時レクチャーしているものです。
ロジック②の転換も近い位置で発生するのですが、②は狭い意味ではトレンドフォローとなります。しかしロジック⑤はそういったものを前提としない完全なる逆張りロジックであり、ロジック間の繋ぎでよく発生します。
ロジック1.5/3.5、ロジック④
1.5及び④、この2つはロジック①の修了生さんにお教えしているものとなり、3.5は③の補助的な位置づけであり、②③の修了生さんに教示するロジックです。
これらの派生的なロジックは、メインロジックである①と③の隙間を埋めるもの(サブロジック)として有用であるため、いずれも無償で教示していますが、全てをフル活用しなければならない、という訳ではありません。
メインサブに関わらずどのロジックも勝率自体は専業トレーダーとしてFXで生計を立てる、という一定の水準をクリアするものです。
各個人、最初は得手不得手がある方もいらっしゃいますが、狙う場所とRCIの形状をリンクさせる、という根底は同じですから、経験を重ねるごとに手法の取り扱いも洗練されていきます。
まず最初に目指し辿り着くのはわたしと同じ場所でのエントリー、同じ場所でのエグジットであり、その先は個々の資質により、わたしを遥かに越えていく方も少なくありません。
最終的には相場のあらゆる場面をシームレスにトレードできる事です。
買いエントリーの決済は売りエントリーの開始、その売りエントリーの決済は次の買いエントリーの開始となる・・・といった具合ですね。
まるで夢のようなトレードですが、わたしは決して100%実現不可能とも言い切れないと考え、今でも毎週の最新相場での本手法の優位性確認と新しい気付きと発見によるロジック構築を探求し続けています。
いずれにしてもそういった領域までの手引き、そしてそこに辿り着くまでの技術はこれまで得てきた知見を元に、フェイズ2の段階で上級テクニック、そしてフェイズ3以降は上位技術継承と毎週のピックアップレクチャーに於いてその生かし方を実例を見ながら再現を重ね、本当の意味での自分のトレードとして身に着けていただく事になります。