24年8月RCIトレード5分足実例
2024年8月の8本RCI-FXトレードを一部抜粋して掲載しています。
各ロジック、どのようなポイントでエントリーしているのか、トレードイメージの参考にしていただければと思います。
8本RCI-FX手法
ロジック①:狙いはトレンドフォロー(+初動)、8本RCI-FX手法全体の7割のエントリーを占める最も重要で根幹となる手法
ロジック②:過熱した相場を見極め、その後の転換をピンポイントで拾っていく手法
ロジック③:調整後の相場のベストタイミングでエントリーができる、アールの8本RCI手法の中でも最も勝率が良く、利益も伸ばせる手法
※主要なインジケーターは非表示です。
8月1週(7月5週)のFXトレード5分足
8本RCI-FX手法:EURUSDロジック②→⑤→①
今週は「持ち替え」のトレードを紹介しようと思います。
これはわたしの理想とするトレードの形でもあり、トレードとは本来こうあるべき、という形でもあります。
簡単に言うと、
売りの終点は買いの始点、買いの終点は売りの始点
こうあるべきだと考えています。
売りポジションでトレードを行い、ではなぜそこで決済するのか。
その理由の一つは
売りの根拠が乏しくなったから=買いの根拠が増したから
ですよね。
であるならば、そのポイントは限りなく買い場に近い条件が揃っているべきです。
前置きが長くなりましたが、今週の事例の流れを左から順に追っていきます。
午前中からダラダラと上昇してきた相場をまずはロジック②転換で売りエントリー。
これは2時間に渡ってポジションをホールドするロングトレードとなりました。
8本RCI-FX手法のポジション保持時間は平均するとローソク足6本分であり、5分足だと30分程度です。
このトレードは実にその4倍もの時間に渡り保持していたのですが、一度も含み損になる事なく選択式決済ルールに該当するまで安心してキープする事が出来ました。
②を利確後、次足でロジック⑤逆張りで買いエントリー。
少し上昇した後に微損撤退、そのままロジック①で売りエントリーに繋ぎ7本後に利確し、優位時間の終わりとともにこの日のトレードは終了です。
このトレードの流れを「売りの終点は買いの始点、買いの終点は売りの始点」で解釈すると、
ロジック②転換の売りエントリーで売りの根拠が崩れたポイントで決済
それがそのままロジック⑤逆張りでの買い場となる
伸びずに買いの根拠が崩れたなら
それはそのままロジック①トレンドフォローでの売り場となる
今回はニューヨーク市場の優位時間帯のおおよそ8割の時間中、含み益を抱えたままポジションを持ち替えながら渡り歩く事が出来ました。
8本RCI-FX手法には10数年に及ぶ過去検証を積み重ねた独自の優位時間(手法が最も勝率高く機能する時間帯)が存在します。
わたしの理想とするトレードは優位時間中、常にポジションを持ち続ける事です。
買いでエントリーして決済、と同時に売りエントリー、その売りを決済と同時に買いへ・・・
相場の流れに乗って常時ポジションを持ち替え、シームレスに相場を渡り歩くトレード。
想像するだけでワクワクしてきませんか?笑
これこそが8本RCI-FX手法でわたしはもちろん、そして生徒さんにも目指していただくトレードの最終形であり、これを探求するのがFXの醍醐味の一つでもあると考えています。
今週は本手法が目指すトレードの具体例を紹介いたしました。お読みいただきありがとうございました。
8月2週のFXトレード5分足
8本RCI-FX手法:USDJPYロジック①
今週は大きな値動きでしたね。
世界中の株式市場の変動はもちろん為替にも大きな影響を及ぼします。
どうでしょうか?このような時のトレードは怖いですか?
わたしは全く怖くありません。
その一つの答えを今週のトレードから垣間見てみましょう。
画像は何の変哲もないいつものRCIトレードです。
8本RCI-FX手法のルール通りにエントリーし、ルール通りに決済したトレードですが、いつものようにトレンドフォローで落ちていく最初の足をうまく捉える事ができていますね。
しかし、この何の変哲もないトレードは70pipsも獲得しています。
大した動きには見えないのに瞬間風速は100pipsに迫る勢いで伸びています。
通常時の5分足トレードならばこのようなトレードは精々20pipsといったところでしょう。
逆に損失はどうでしょうか?
上記は微損撤退とした今週のトレード場面です。
これも特段派手な動きではないトレードですね。
しかし微損でうまく逃げているにも関わらず10pipsというpipsだけで見るならなかなかの損失となっています。これも通常時の5分足トレードならば、その損失は精々2~3pipsといったところです。
勘の良い方や適切な資金管理をされている方はもう気付かれたと思います。
そうです。
その時の値幅(市場規模)が違うだけで、利益を得る割合、損失を被る割合は同じなのです。
大きく動いていようがいまいが、利益率や損失割合は変わらない、だから大きな値動きになったからといって何も恐れる必要はない、という事なのです。
※値幅が大きいとスプレッド(業者への手数料)の影響がその分小さくなる為、相対的に見ればむしろ有利となる
1ヵ月で3000pips稼いだ手法!
などと謳っている商材がありますが、そんな数値は全く意味がありません。
ジェットコースターのようなギャンブルトレードがしたいのであれば、ハイレバレッジで口座を吹き飛ばしながら一攫千金の博打トレーダーを目指すのもよいでしょう。
しかしFXで安定した資産を構築するためのトレードはpipsに依存しない事です。
本手法のみならず、まともなトレード手法において、大きく動いたから大損した、大きく動いたから儲かった、このような運用を行っている手法は必ず崩壊します。100%です。
勝ち逃げをトレードの主に置いた本手法は、資金とメンタルに対しても幾重にも防衛策を施しながら、大相場であろうと枯れ相場であろうと、常に安定した利益を享受する事を目的としています。
また来週も興味深い場面を紹介できればと思います。
8月3週のFXトレード5分足
8本RCI-FX手法:EURUSDロジック①
東京市場からだらだらと入りどころなく、僅か10pips程度の値幅で推移してきたこの日のユロドル。
下手に前半でエントリーしてしまうと買っては損切り、売っても損切りという往復ビンタに遭ってしまいそうな相場ですね。
わたしはチャネルや水平線といった自分の感覚でチャートに何かを書き加えてそれを根拠とする分析が苦手なのですが、難しい相場であっても8本RCI-FX手法のロジック①でトレンド発生の底から捉える事が出来たという事例をチャネルによる分析や水平線トレードといった他の手法との比較も兼ねて紹介したいと思います。
※画像内:チャネルは白、水平線は黄色で引いています
今回のように確たるきっかけが特になく、いきなり進み出す相場というのはほとんどのトレーダーが置いて行かれてしまい、途中の乗り場もなく指を咥えて見ているだけ・・・という悲しい局面となるのですが、8本のRCIで導き出したこのエントリーはわたしだけでなく多くの生徒さんも捉える事ができていたトレードです。
ライントレーダーならチャネルや水平線でロールリバーサルを見て乗れるかもしれませんが、ライントレードで安全に確度を高める取引を行う場合は基本的に
「抜ける+反発を見る+順行確認」
という3つもの見る動作が必要ですから、どうしてもエントリーが遅れがちになります。
エントリーが遅れる事の弊害
この事例はこの後もきれいに伸びていくのでいいのですが、エントリーが遅れれば遅れるほど反転するリスクが高まり、損切り幅も大きくなるため、やはりトレンドの発生源近くから最速でのエントリーはリスクを最小限に抑える事が出来るという事は言うまでもありません。
そして何よりも資金管理を整えたトレードを行う上で底から、最速でエントリーできるという事による巨大なリスクリワードから得る事ができる恩恵は計り知れません。
一つの負けがこれまでの利益を吹き飛ばす・・・という話を耳にする事や実際に経験された方もいらっしゃるかもしれませんが、このようなトレードはその真逆の効果を生み、万が一そこまでに損失を抱えていたとしても
「一つの勝ちが損失をカバーするどころかお釣りがくる」
という現象が起こりうるものとなり、大きく資金を増加させる事ができます。
ただしこれは1本や2本の単純なオシレーター分析ではなく、8本のRCIだからこそ、このローソク足を抽出できたという性質のトレードであり、各々明確な役割を担った複数本のRCIで無ければ、トレンドの根本(ねもと)からこの1本の足をエントリーと判断して乗っていく、というのは相当に難しいものとなります。
特にこの場面はトレンドフォローでもなく何の脈絡もなく伸びていっていますから尚更ですね。
メインチャートだけを見ると今日は枯れ相場かな・・・と思える状況でも、RCIというオシレーターは「ここから伸びる」という天底を捉える事がよくあります。
今回はそんな一事例を紹介いたしました。
8月4週のFXトレード5分足
今週は比較的イージーな相場でした。
それに伴いビッグトレードのチャンスも多く、生徒さんからも5分足の一回のトレードで50pips、100pipsと取れたご報告も多かったように思います。
さてさて「イージーな相場」とは何をもってイージーと言うのか。
わたしが感じるイージーは
チャートの価格がその手法(ロジック)の狙いの位置にある事
または
売り買いのトレードの始点終点が同一である事
この内の1つ又は両方があるトレードがイージーであり、このようなトレードの多い相場がイージーな相場となります。
8本のRCIを使ったチャート分析では、この2つのイージーを可視化する事が出来ます。
具体例を見てみましょう。
上記は今週のドル円の一場面、チャートの価格がその手法の狙いの位置にあるトレードです。
オレンジ矢印がロジック①のトレード(現在足のトレンドフォロー)
水色矢印がロジック③のトレード(上位足のトレンドフォロー)
ロジック①のトレンドがロジック③のトレンドに内包され、フラクタル化している事が分かります。
ロジック①はトレンド(1波)をフォローする価格位置で発生し、そしてロジック③はさらに大きなサイズのトレンドをフォローする価格位置で発生しています。
次に売り買いのトレードの始点終点が同一である局面です。
今週のドル円の別の日です。
この場面は今週のハイライトとなり、NY市場だけで約200pipsを獲得というまさにイージーな相場でした。
まずはロジック①初動で売りエントリー。
そして売りエントリーの終点後、間もなくロジック⑤で買いエントリー。
売りエントリーの終点が買いエントリーの始点となる場面は相場の連続性も手伝い、非常にトレードしやすいチャートです。
上記ドル円のような派手なトレードではなく値幅の少ないレンジであってもやる事は変わりません。
次は今週のユロドルの場面です。
優位時間開始後、
レンジ上限のポイントで売りエントリー、
売りの終点が買いの始点となってレンジ下限のポイントで買いエントリー、
そしてまた売りが入る前に勝ち逃げとなります。
買いの勢力と売りの勢力が喧嘩しているところは「ご勝手にどうぞ」と傍観者となり、ドル円の事例のように、大勢が決した後に再び乗っていける事もあります。
これらの思考は全て8本のRCIが示してくれるものです。
そしてそれを勝ち逃げを念頭にルール化し体系化したものが8本RCI-FX手法となります。
もちろんいつでも全戦全勝という訳ではありませんが、今週のようなイージーな相場においてはそれに近い成果を出せる事も珍しくはありません。
それでは今週はこの辺で。。。お読みいただきありがとうございました。
8月5週のFXトレード5分足
今週は8本RCI-FX手法ロジック①において最も勝率高く勝てるシーンが連続して出現しました。
これは攻めの上級テクニックのRCIアウトサイド形状としてロジック①の基礎ルールのレクチャー後に覚えていただく項目となるのですが、8本RCI-FX手法の大きな特徴の一つとして、
・エントリー直後、その足から伸びていく事が多い
・トレンドの根本からエントリーできる
という点を挙げる事ができます。
今週は8本RCI-FX手法ロジック①における最高勝率を誇るポイントを、他の王道のトレンドフォロー手法と比較して見ていただこうと思います。
テクニカル分析におけるトレンドフォロー手法の例を挙げるなら、有名な手法の一つにフィボナッチリトレースメントで押し戻りを計るというFX手法があります。
トレンド1波にフィボナッチを引き、61.8で反発を見てエントリーするというフィボナッチ手法の中でもメジャーな手法ですね。
下記のEURUSDにおいては残念ながら61.8には届かず下がっていったのでノーエントリーとなります。
トレンド発生を確認してエリオット波動3波に乗っていくライントレードならどうでしょうか?
1波の安値をブレイクラインとし、安値更新のブレイクした足でエントリー、といった手法が定石でしょう。
下記画像はEURUSDの同じ場面です。
一瞬順行して含み益がでますが、すぐに戻ってしまいますので、ここで一度逃げてしまう方が多いと思います。
その後・・・
もう一度下がってきたな、大きな上ヒゲも出ているし安値更新で爆益かも!
方向は合ってたからさっきは切らなければ良かった、今からでもエントリーしておこう!
残念ながら相場というのはこのような思考が働いてしまうところから一気に踏み上げられてあえなく損切りとなってしまうものです。
この場面に関して、
前者のフィボナッチトレードは61.8まで届かず指を咥えて見ているだけ、
後者のライントレードはトレンド発生からのエントリーが遅いため、損失も大きく逃げ場もない、
いずれもメンタルが揺さぶられ安定しないトレードになりがちなFX手法です。
8本RCI-FX手法はこの場面はこの足でエントリーします。
この足でエントリーします・・・と言いましたが、本手法においてはこの足しかエントリーできません。
エントリーは絞り込み、エグジットは選択です。
ロジックルールに従って限りなく勝ちやすいと判断できる足をこの1本のローソク足まで絞り込み、そしてエグジットルールに従って決済を選択して勝ち逃げとなります。
青い四角で囲んだ部分はトレンド1波に対する戻しですので、トレンドフォロワーとしてはどこでエントリーしてもトレンドフォローなのですが、戻しの途中のまごついた足ではなく、やはりエントリー直後から伸びていく足、損切りまでの距離を短くできる足(損切り距離が短い=利率率の増大に直結するため)でのエントリーが最適です。
「トレンドの根本から伸びる足に乗る事」
これがFXにおいて勝てる確率を最も高め、資金的にもメンタル的にも安定運用をするに不可欠の事項であると考える事ができるのだと思います。