【2025年4月版】8本RCI-FX手法5分足トレード解説

2025年4月の8本RCI-FXトレードを一部抜粋して掲載しています。
各ロジック、どのようなポイントでエントリーしているのか、トレードイメージの参考にしていただければと思います。
8本RCI-FX手法
ロジック①:狙いはトレンドフォロー(+初動)、8本RCI-FX手法全体の7割のエントリーを占める最も重要で根幹となる手法
ロジック②:過熱した相場を見極め、その後の転換をピンポイントで拾っていく手法
ロジック③:調整後の相場のベストタイミングでエントリーができる、アールの8本RCI手法の中でも最も勝率が良く、利益も伸ばせる手法
※主要なインジケーターは非表示です。
2025年4月1週(3月5週)のFXトレード5分足
非常に見どころの多い「やっぱりトレードって楽しい!」という相場となりました。
実は先週くらいから大きな動きの予兆とも取れる動きを8本の中の最大設定値のRCIとシンクロしていたため、今週の相場は楽しみにしていましたが、特に週の最終日である金曜日は1日で250pipsOVERの利益を獲得する事ができました。
ドル円で約130pips、ユロドルで約130pipsとどちらも同じ様な獲得規模のトレードとなりましたが、そのトレード内容は全く異なります。今回のこの2つの通貨ペアでのトレードには、8本RCI-FX手法の勝ちパターンの対照的な2つの特徴がよく現れていました。
まずはドル円のチャートです。


ロジック①の初動のRCIパターンで、大きな値動きのまさに動き出しのローソク足を根本から捉えるトレードです。
一気に伸びて反発の戻しが入る前に、選択式決済ルールを適用して勝ち逃げます。
天から底までを短時間で取り切る勝ちパターンですね。
これは一撃で130.5pipsの利益となります。
次にユーロドルのチャートです。


USDJPYと同じ初動のRCIパターンでのトレード。
USDJPYとは違いゆったりと伸びていき、途中ロジック②との複合を経ながら戻しが入る前に決済。
+24.5pips
RCIでも戻しが弱いと分析できる状況のもと、下目線を継続してトレンドフォロー型のロジック①へとバトンタッチ。
Aの決済から2本後の足で条件成立し再び売りでエントリー。
しっかり伸ばしてヨコヨコのレンジに入る前に決済ルールに基づいて決済。
+44.6pips
レンジの区間、RCI条件は成立せず、本手法においてはエントリーを検討することも出来ません。
次の上がり始めをロジック②転換のRCIパターンで捉えてエントリーし、優位時間終了後に決済。
+62.2pips
EURUSDはまさに「 繋ぐ 」トレードです。
わたしはこちらの方が好きなパターンなのですが、その日のチャート監視時間のほとんどでロジックを繋ぎながらポジションを保有して、売り買いを繰り返す勝ちパターンとなります。
こちらは3つのトレードで合計131.3pipsの利益となりました。
一定の勝ちパターンを繰り返す事、そしてそれを再現する技術を高める事
これこそが「絶対」という言葉が存在しないFXという世界で資金を増加させる最短ルートであると考えています。
お読みいただきありがとうございました。
2025年4月2週のFXトレード5分足
決済に一貫性は必要か。一つの決済方法だけでよいかどうか。
これまでの経験から述べると、一貫性という名の単一的な決済方法しか有していないトレード手法では得られる利益は限定される(最大化できない)と考えています。
今週の二つのトレード事例で見てみます。
どちらもロジック①を用いた典型的なトレード場面となります。


A:ロジック①トレンドフォロー型でエントリー
伸びるまでややもたついたものの、ここには背にしてホールドできる要素が存在しているため、余裕をもってホールド
一気に伸びたヒゲ先で最も早い決済ルールを選択
B:ロジック①初動型でエントリー
一度も含み損になる事なく伸びていき、伸びる可能性が無くなるまで見定めて決済ルールを選択
Q:BもAのように赤〇のヒゲ先で決済はできなかったか?
A:「できません」
今回はたまたまここで相場が止まりましたが、次はもっと伸びるかもしれません。
だから利益を拡大できる決済方法を選択しています。
反対にAで利益拡大型の決済方法を選択していたなら・・・青〇で決済となり、ほとんど建値に近い決済となってしまいます。
このポイントは伸び切ったところで最大利益を確保する勝ち逃げ型の決済方法を選択しています。
しかしどちらの決済も共通して言えるのは、最善を選択するために決済にも再現性を有している、という点です。本手法の決済方法はエントリーと決済を双璧として、その重要性を50:50と考えて研ぎ澄ましています。
エントリーは精査、決済は選択です。
伸びた利益をいかにして多く手元に残せるか。利益の最大化を目指す事。
このような観点と思考から本手法の決済は構築されているものとなります。
2025年4月3週の8本RCI-FXデイトレード5分足
今週はグッドフライデーにつき、落ち着いた相場となりましたね。
そんな中ですが、EURUSDにおいて「連続するロジック③」という面白い場面がありました。
画像はEURUSDの5分足デイトレードです。


ニューヨーク時間だけで3度のロジック③上位3波エントリー。
ロジック③はその性質上、一度トレード機会が訪れる局面に入ると、打ち寄せる波のように連続してトレードチャンスが訪れる事が多いロジックです。
今回もそんな場面で、NY時間内だけで3度のエントリー機会に恵まれたのですが、これ自体は特筆すべき事ではありません。
エントリーから決済までの流れ
Aのロジック③で上位3波の始まりを捉え、間髪入れずにロジック3.5で増し玉。
エントリーAをA´、エントリーBをB´でそれぞれ決済し、エントリーCが本命の上位3波で大きなトレードとなりました。
今回はABのトレードとCのトレードの間に大き目の戻しが入っています。
しかし本手法においてはエントリー前からこのような反発がある事を想定してトレードしていました。
それが太い黄色のラインです。
わたしたちはこれを複合ラインと呼びますが、要は強力なサポレジラインですね。
これは過去の節目や直近の目立つ高値安値等を目安に自分の感覚で引いたラインではなく、全員が視認できる自動的に表示されるラインです。
これを視認して把握しておく事によって、ABは取れるところまでを安全に勝ち逃げし、本命のCはしっかり勝ち切る。
このようなトレード思考を持って、目先の値動きに流されてしまう事無く相場に臨んでいます。
ロジックがきれいにはまったトレードでしたので、多くの生徒さんがこれに近いトレードを再現できた場面となります。
2025年4月4週の8本RCI-FXデイトレード5分足
このページではこれまで多くの8本RCIデイトレードの事例を挙げてきています。
そんな中、もしかするとお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、
入っている場所はいつも同じなのです。
今週のロジック①だけをいくつかピックアップしてみました。










ロジック①はトレンドフォローと1波初動を狙う手法です。
どのトレードも狙いのシーンを忠実に捉えている事が見て取れると思います。
ですがそれは当然の事で、ロジック①は相場で起こるトレンドフォローや初動という現象を捉えるために構築されたロジックだからです。
しかしそのようなポイントを意識しなかった(できなかった)としても、8本のRCIルールに従ったテクニカル分析だけで狙いのチャート形状で自然にピンポイントエントリーできてしまうという事。
これこそが、優位性を有する手法を使ってFXトレードを行う意味であり重要性でもあると考えています。
補助的にチャート形状を見る基準はあります。
その基準によって勝率の高い場所を絞ってエントリーできる事は確かであり、さらには決済も最適化できるから、高い勝率を維持できるという側面は持ち合わせています。
ただしこれは手法ルールに組み込まれたものではありません。
どこまでいっても基本は8本のRCIとロジックルールなのです。
極端な話、雇用統計等の大きな経済指標は避けますが、実際には・・・その日その週のRCIの経緯を読み取ると、その指標がどちらに伸びるか、までも分かるようになります。卒業生さんの中にはこの視点を利用して指標トレードで大きく利益を得ている方もいらっしゃいます(現行の生徒さんはこのような予測的トレードは禁止。卒業生さんのみです)
何をお伝えしたいかというと、一つのオシレーターに絞って精通する事によって、それだけ強力な読み取りも行えてしまえるという事ですね。
使う道具を絞る、狙いを絞る、そうすると勝てる見込みを高めたポイントだけにトレードが集中していきます。
また来週もRCIトレードの興味深いシーンを紹介できればと思います。
2025年4月5週(5月1週)の8本RCI-FXデイトレード5分足
ドル円は先週の金曜日から大きなレンジを組んでいましたが、週開けて月曜日の欧州時間からきれいに動き出しましたね。
結果的には144円手前から142円まで、1日で200pips近く下げたのですが、優位時間終了後の深夜帯にかけての下落を除いて、100pipsほど取り切る事ができた相場となりました。


まずはレンジ上限からロジック⑤で逆張り。
ロジック⑤の下落を受ける形でロジック③上位3波でいわゆる3-1波を取ります。
その戻しから本命の3-3波です。
第〇波とはダウ理論やエリオット波動論でよく耳にする言葉ですね。
ただし本手法のRCIによる分析においては、「結果としてそうなっていた」だけです。
ダウやエリオット、グランビルといった一般的なテクニカルで優位とされるポイントに加えて、勝ちやすいに絞ったポイントを精密に分析して、これしかない!という1本のエントリーローソク足を導き出す事が8本RCI-FX手法の特徴の一つとなります。
分析の主役はあくまでもRCIです。
しかしその結果、後からトレードを振り返ると一般的なテクニカル理論と重なる事が多く、いずれの理論や手法を用いるにしても個人トレーダーが相場で取れる場所というのは自ずと限定されてくるのでしょう。
となると、限られた儲けのポイントをどの手法、どの理論、どのインジケーターでアプローチする事に特化していくのか、ですね。
今週もありがとうございました。



