【2025年5月版】8本RCI-FX手法5分足デイトレード解説

2025年5月の8本RCI-FXトレードを一部抜粋して掲載しています。
各ロジック、どのようなポイントでエントリーしているのか、トレードイメージの参考にしていただければと思います。
8本RCI-FX手法
ロジック①:狙いはトレンドフォロー(+初動)、8本RCI-FX手法全体の7割のエントリーを占める最も重要で根幹となる手法
ロジック②:過熱した相場を見極め、その後の転換をピンポイントで拾っていく手法
ロジック③:調整後の相場のベストタイミングでエントリーができる、アールの8本RCI手法の中でも最も勝率が良く、利益も伸ばせる手法
※主要なインジケーターは非表示です。
2025年5月1週(4月5週)の8本RCI-FXデイトレード5分足
ドル円は先週の金曜日から大きなレンジを組んでいましたが、週開けて月曜日の欧州時間からきれいに動き出しましたね。
結果的には144円手前から142円まで、1日で200pips近く下げたのですが、優位時間終了後の深夜帯にかけての下落を除いて、100pipsほど取り切る事ができた相場となりました。


まずはレンジ上限からロジック⑤で逆張り。
ロジック⑤の下落を受ける形でロジック③上位3波でいわゆる3-1波を取ります。
その戻しから本命の3-3波です。
第〇波とはダウ理論やエリオット波動論でよく耳にする言葉ですね。
ただし本手法のRCIによる分析においては、「結果としてそうなっていた」だけです。
ダウやエリオット、グランビルといった一般的なテクニカルで優位とされるポイントに加えて、勝ちやすいに絞ったポイントを精密に分析して、これしかない!という1本のエントリーローソク足を導き出す事が8本RCI-FX手法の特徴の一つとなります。
分析の主役はあくまでもRCIです。
しかしその結果、後からトレードを振り返ると一般的なテクニカル理論と重なる事が多く、いずれの理論や手法を用いるにしても個人トレーダーが相場で取れる場所というのは自ずと限定されてくるのでしょう。
となると、限られた儲けのポイントをどの手法、どの理論、どのインジケーターでアプローチする事に特化していくのか、ですね。
今週もありがとうございました。
2025年5月2週の8本RCI-FXデイトレード5分足
今週は相場の「転換」です。
8本RCI-FX手法で言うとロジック②にあたる場面となります。
ひと口に転換と言っても、チャートを見てみるとそこかしこに候補となりうるポイントが散見しています。
下手にエントリーすると一瞬で踏み上げられて逃げ場なく損切り。
損切りできればまだいいものの損切る決断ができずに傷口を広げてしまい、よし!ここで損切りだ!と損切りした瞬間に思った方向に伸びていく・・・
取り扱いが非常に難しい相場の転換という場面を成功率高く伸び始めから捉えるには、どうすればよいのか。


「?マーク」のような騙しのポイントでエントリーせず、伸び始めのローソク足でのピンポイントエントリーを実現するには慎重で精密な分析が必要です。
本手法のロジック②は8本のRCIに加えて移動平均線も根拠の一つとして役割を担わせています。
これは何もデッドクロス/ゴールデンクロスやパーフェクトオーダーといった標準的なテクニカルではありませんし、ましてや傾き方や角度といった曖昧な基準を設けているわけでもありません。
極めて一般的なテクニカルを逆説的に利用し、その際の移動平均線が描き出す、とある特徴的な形状と特性を根拠の一つに加えています。
さらにはチャートも天の天でエントリーしているわけではありません。
このポイントはよく見ると広義では転換ですが、実のところ狭義ではれっきとしたトレンドフォローなのです。
幾重にも根拠と分析を張り巡らせて勝てる可能性が限りなく高まった足でエントリーし、そして勝ち逃げる。
これが8本のRCIで勝てる本手法の真骨頂です。
この足しかエントリーできない!というジャストタイミングの確定から短期的な逆行の予防、そして中長期的にどこまで伸ばせるかは8本のRCIが示してくれています。
今週のこのトレード事例もその一つで、エントリー後はほとんど含み損になる事無くストレスフリーのトレードとなりました。
積み重ねた経験はやがて当たり前へと変わり、その人のトレードを変えていきます。
今週もありがとうございました。
2025年5月3週の8本RCI-FXデイトレード5分足
週開け月曜日早々にEURUSDで大きなトレードがありました。
4-5年ほど前まではドル円よりユーロドルの方がボラティリティがあったため、珍しくはなかったのですが、ここ最近の相場のユーロドルのデイトレードで一撃100pipsOVERは久々の感覚です。
やっている事はいつものトレードと同じなのですが、このユーロドルの裏ではドル円も同時刻同様の動きとなっていました。
二つの通貨ペアの8本RCI-FX手法におけるトレード判断を比較してみようと思います。




EURUSD(左のチャート画像)
赤垂直線:ロジック①
RCIによる環境認識は15分前から下目線に固定し、戻りの終了をRCIにて観察・確認。
短期的にも推進しやすいトリガーとなるRCIの形状を見て、伸び始めの足を根元から捉えてエントリー。
大きく伸びてビッグトレード基準へと切り替え、伸ばせるだけ伸ばして決済。
緑垂直線:ロジック③及び3.5
ロジック①のトレンドフォローによる戻りからロジック③が発生。
優位時間外のため、1本目は微損撤退し、2本目で本命を入り直して決済。
USDJPY(右のチャート画像)
赤垂直線:ロジック①
見送り
緑垂直線:ロジック③及び3.5
1本目のロジック③はルールに合致せず見送り、3.5のみエントリー。
EURUSDは最初のロジック①、次の③、それに続く3.5を捉えましたが、それに対してUSDJPYは3.5のみのトレードとなりました。ユーロドルの大きな下降に対し、ドル円は大きく上昇。
という事はユーロや円に対しドルが大きく買われた、という事ですね。
こういった為替特有の動きを利用して、ユーロドルが大きく下がった時にドル円が大きく上がる事を想定して買えば勝てるのでは?という通貨ペアの相関性を利用した手法も存在しています。
実際、本手法でも最初のユーロドルのロジック①の同時刻のドル円チャートでのRCI分析では、あと一手で売りエントリーというところまで分析が進んでいました。
しかし、この場面のドル円は最終トリガーで「NO」という分析結果となったため、躊躇なく見送ります。
ドル円もユーロドルと同様にその後大きく下落しており、少々ルールを無視して通貨相関を考慮に入れてエントリーしていれば取れていたかもしれません。
しかし、これはこの日この時のたった一つのトレード結果に過ぎないのです。
わたしたちが取り扱うRCI手法はRCIを主軸とした分析であり、通貨相関はルールに入っていないのですから、これをもったいないとかどうすればエントリー出来たか、という思考を巡らせる必要は全くありません。
大切なのは
自身が取り扱っている手法ルールを信頼して一貫したトレード行動を取る事ができたかどうか
この一点のみです。
通貨相関に限らず、その都度で自身の手法外のルールを入れたり入れなかったりというトレードには一貫性が伴わず、結果もバラバラになってしまいます。
他のルールを取り入れたその瞬間から、これまで取り扱ってきたその手法は別の手法へと変化しています。
逆に一貫性をもった分析とトレードからは一貫性を備えた結果が生まれます。
RCIが指し示す勝てる可能性の高いローソク足でエントリーし、そして適切な決済基準を選択して利益を確保する。どの場面でも同じ行動を繰り返して利益を切り取っていく行動こそが、結果的にはFXでの安定した資金増加=トータルプラスという恩恵を最大限に享受する事が出来るのだろうと考えています。
それでは、今週もトレードお疲れ様でした。
2025年5月4週の8本RCI-FXデイトレード5分足
その手法における勝ちやすいトレードを探求するという事。
これはエントリーの精査、エグジット(決済)の追究といった方法論に始まり、勝率、資金管理、ロット計算といった実務的側面もあります。勝つ確率を高めるために数多くの要素がある中、相場の縦軸である価格に対して、横軸の時間という概念、これも勝率を高める要素の一つとなります。
今週はそんな事例です。


Aの時刻の買いエントリーを見送り、Bでエントリー。
Bのエントリーは伸び始めを根本から捉えるトレードとなった反面、もしAで見送らずにエントリーしていれば、ヨコヨコのレンジ相場の状態が続き、おそらくは損切りとなっていたでしょう。
しかし、8本のRCIルール上ではこのABの両地点の分析はどちらも「GO」。
すなわちエントリー可という状態です。
ではなぜAでは躊躇なくエントリーを見送るのか。
これは8本RCI-FX手法の優位時間によるものです。
本手法にはデイトレードにおける優位時間というものが存在します。
これは東京・欧州・NYの各市場のオープンクローズという単純なものではありません。
結果的にボラティリティの高まる各市場の時間帯に近いものにはなりますが、毎週の最新相場から算出された勝率を計算値に加えた上で、分刻みの優位時間を算出しており、わたしはもちろん生徒さんも8本RCI-FX手法を使用して通常よりも優位に立ち回れるタイムゾーンを把握した上でトレードを行っています。
もしご自身でも手法の構築を考えておられる方がいれば、上記の部分も探求の一つに加えていただくと、よりトレードの質を高める事に繋がると思いますので、参考になれば幸いです。
今週もお疲れ様でした。
2025年5月5週の8本RCI-FXデイトレード5分足
今週はトレードにかかるストレスについて見てみようと思います。
FXトレードとストレスは大半のトレーダーにとって避ける事のできない問題です。
思うように勝てない伸びない、連続する負けトレード、エントリーできそうでできない・・・など
これらの多くの要因となっているのが
レンジ相場
であると思います。
よし!ここだ!と思ってエントリーしてもレンジが続き、損切りした瞬間に思った方向に伸びていく・・・という経験のある方も多いと思います。
下の画像は今週のドル円相場において、レンジ相場で適切に対処なさった生徒さんのトレード事例です。


左:ロジック③
条件揃いからエントリー
直後に陰線が生じたものの、その後は順当に伸び続け、選択式決済ルールにおいてレンジに飲み込まれる前に勝ち逃げ
右:ロジック③(3.5)
レンジ直後の条件揃いでエントリー
一気に伸びて、下がる前に決済ルールを選択して決済
生徒さんによるこの両トレードは決済の選択がルールに忠実で上手い、という事もあるのですが、特筆すべきは最初のロジック③のトレード後、中央の紫で囲んだヨコヨコの期間を回避して、次の伸び始めのロジック3.5を確実に捉えておられることです。
8本のRCI分析は難しい場面においてなかなかGOサインを出してくれません。
このようなレンジ相場においてはSTEP1~4の分析内のどこかで止められてしまい エントリーを検討することすらできない、という分析結果に落ち着きます。
そうなると後は、8本のRCIが示してくれる勝ち足を待って、
勝てる可能性の高い1本でエントリー → 最大利益を得られる可能性の高い1本で決済
このサイクルを繰り返していくだけ、となります。
トレードに際してのストレスの大半は レンジ相場=難しい局面での無理なトレード から生み出されているものです。
相場から退場することなく安定した利益を得ていくために、レンジ相場を適切に回避できるFX手法とは、
この2つの要件を兼ね備えているものだと考えています。
お読みいただきありがとうございました。
現在の8本RCI-FX手法にはレクチャーロジックとしての①②③の他、ロジック④⑤そして派生ロジックとして1.5/3.5があります。
ロジック④⑤及び1.5/3.5はいずれも無償で教示しています。
この理由は極めて単純で生徒さんに勝って欲しいから、という理由しかありません。
その他の記事でも述べているように、わたしはFXレクチャーをビジネス目的で行っている訳ではなく、瞬間の共有を目的としています。
関連リンク▶わたしがFXを教える理由
自分自身の人生の中で非常に大きな時間と労力を掛けて築き上げた手法の全てを無償で教える事はありませんが、わたしの元でレクチャーを受けて下さった生徒さんには、持てる全ての知見を開示しています。
ロジック⑤について
これはロジック②③を習得されて、フェイズ3以降で安定した成績を維持しておられる生徒さんには随時レクチャーしているものです。
ロジック②の転換も近い位置で発生するのですが、②は狭い意味ではトレンドフォローとなります。しかしロジック⑤はそういったものを前提としない完全なる逆張りロジックであり、ロジック間の繋ぎでよく発生します。
ロジック1.5/3.5、ロジック④
1.5及び④、この2つはロジック①スタンダードクラスの修了生さんにお教えしているものとなり、3.5は③の補助的な位置づけであり、②③アドバンスドクラスの修了生さんに教示するロジックです。
これらの派生的なロジックは、メインロジックである①と③の隙間を埋めるもの(サブロジック)として有用であるため、いずれも無償で教示していますが、全てをフル活用しなければならない、という訳ではありません。
メインサブに関わらずどのロジックも勝率自体は専業トレーダーとしてFXで生計を立てる、という一定の水準をクリアするものです。
各個人、最初は得手不得手がある方もいらっしゃいますが、狙う場所とRCIの形状をリンクさせる、という根底は同じですから、経験を重ねるごとに手法の取り扱いも洗練されていきます。
まず最初に目指し辿り着くのはわたしと同じ場所でのエントリー、同じ場所でのエグジットであり、その先は個々の資質により、わたしを遥かに越えていく方も少なくありません。
最終的には相場のあらゆる場面をシームレスにトレードする事です。
買いエントリーの決済は売りエントリーの開始、その売りエントリーの決済は次の買いエントリーの開始となる・・・といった具合ですね。
まるで夢のようなトレードですが、わたしは決して100%実現不可能とは言い切れないと考え、今でも毎週の最新相場での本手法の優位性確認と新しい気付きと発見によるロジック構築を探求し続けています。
いずれにしてもその領域に至るまでの手引き、そしてそこに辿り着くまでの技術はこれまで得てきた知見を元に、フェイズ2の段階で上級リーディング、そしてフェイズ3以降はさらに上位の読み取り技術の継承と毎週のピックアップレクチャーに於いてその生かし方を実例を見ながら再現を重ね、本当の意味での自分のトレードとして身に着けていただく事になります。



