24年9月RCIトレード5分足実例
2024年9月の8本RCI-FXトレードを一部抜粋して掲載しています。
各ロジック、どのようなポイントでエントリーしているのか、トレードイメージの参考にしていただければと思います。
8本RCI-FX手法
ロジック①:狙いはトレンドフォロー(+初動)、8本RCI-FX手法全体の7割のエントリーを占める最も重要で根幹となる手法
ロジック②:過熱した相場を見極め、その後の転換をピンポイントで拾っていく手法
ロジック③:調整後の相場のベストタイミングでエントリーができる、アールの8本RCI手法の中でも最も勝率が良く、利益も伸ばせる手法
※主要なインジケーターは非表示です。
9月1週のFXトレード5分足
皆さんはトレンドフォローは一つだけだと思いますか?
実はトレンドフォローは2種類あります。(厳密には3種類)
その2種類を分かつもの、それは「押しの深さ」です。
今週も8本RCI-FX手法の典型的なトレンドフォロー場面が現れていました。
具体的事例を今週のチャートから見てみましょう。
Aは浅い押し目でのトレンドフォロー、Bは深い押し目でのトレンドフォローですね。
相場の格言の一つに
「押し目待ちに押し目無し」
押し目を待っているほど、押し目を捉える事ができない、という言葉があります。
恐らくほとんどのトレンドフォロー系の手法ではAのような極端に浅い押しでのエントリーは難しいでしょう。
なぜならこのAのトレンドフォローはトレンド形成で言うと1波形成の途中に当たるからです。
8本RCI-FX手法においては、8本中の4本を用いてBのような深く分かり易い押し目はもちろんですが、Aのような浅い押し目も拾い上げる事ができます。
もう一つ、今週の他の事例も見てみましょう。
こちらもAもBも浅い押し目でのトレンドフォローエントリーです。
この場面はBを見送りCで入った生徒さんもおられましたが、このポイントだとまさに伸びていく寸前からの最高のエントリーとなります。
実際のトレード結果としては、Aは微益で勝ち逃げ、Bは40pipsOverと、5分足においてはなかなか優秀なトレードとなりました。
いずれも8本のRCIを読み取るロジックルールに従ってエントリー、そしてエグジットルールを適用して決済としています。
相場で最も勝ちやすく与しやすい場面はやはりトレンドフォロー局面です。
その理由は単純で「相場はそこから伸びていくから」ですね。
FXトレードで一番勝てる場面を、浅い押し目/深い押し目、2種類のトレンドフォローのどちらであってもエントリー機会を得る可能性を高め、エントリー後はいかに利益を逃さず懐に収める事ができるか、個人的にはこれほどの柔軟性をもったFXトレードができるのは、RCIというオシレーターだからこそ成せるものと感じます。
今週もお読みいただきありがとうございました。
9月2週のFXトレード5分足
8本RCI-FX手法:ロジック①USDJPY
今週は5分足のUSDJPYロジック①によるトレンドフォロー場面です。
掲載するチャートはどれも似たような局面ですが、それは似ていて当然というより似たような局面でなければならない、というべきですね。
FXに対する手法というものは基本的に一点突破です。
一点突破は一つのインジケーターをシンプルに使用しても成立しません。
必ずインジケーターにプラスα、プラスβ、プラスγ、プラスΔ・・・と幾重にも根拠を張り巡らせて実現するものであり、ボリンジャーバンド一つでバンドウォークエントリーや移動平均線のパーフェクトオーダーエントリーといった単純な戦略では勝ちが負けに呑みこまれてしまうのです。
8本RCI-FX手法におけるロジック①は相場の「トレンドフォロー」での一点突破を対象とするので、インジケーターはRCIを主として、数種類を補助的に用います。
8本のRCIに役割を持たせて読み解いていき、トレンドフォロー局面において有効な手法をお教えしています。
そのため、どの週のどの局面を切り取ったとしても一貫してトレンドフォローでの価格位置のエントリーとなりやすくなります。画像のシーンはトレンド発生後の戻しを待って、そのトレンドをフォローしてエントリーしています。
その後さらに戻しが入ればフォローエントリーをトレンドが続く限り繰り返していくだけです。
9月3週のFXトレード5分足
FOMCへの警戒感から、水曜日までは非常にテクニカルの効きにくい週となりました。
今月のFOMCは米国の事情もあり今年最も注目されていたと思います。
そんなファンダメンタルの経済指標に左右されにくい、というのも8本のRCIを使用する本手法の特徴です。
大きな指標が控えていたとしても、結局は8本のRCIが示す方向に準拠する事が多くなります。
8本RCI-FX手法:ロジック①EURUSD
さて、上記は今週のEURUSDの5分足でのFXトレードです。
前週に続けて読んでいただきたいのですが、今週の事例はあえて全くトレンドフォロー形状に当てはまっていない部分を抽出しました。
ロジック①がトレンドフォローをターゲットに構築されている以上、メインチャートがトレンドフォロー形状になっている局面が勝ちやすいのは事実ですが、今週のようにたとえテクニカル分析が効きにくい相場であったとしても、RCIに依存した読み取りで勝ち切る事も可能であるという一例です。
特にこの局面はRCIが最も強さを発揮する特徴的な形状が2フレームに渡って出現しているため、その読み取り方さえ覚えていれば極めて簡単に獲得する事が出来ます。
※今週のCLクラスで取り上げましたので生徒さんはご確認ください
利確はいつものように先行指標による決済ルールを選択して決済となり、
「頭と尻尾はくれてやれ」
という相場の格言の一つですね。
模範的なトレードを行う事ができました。
わたし自身のトレードはもちろん、FXトレードを指導する立場としても経験してきた事ですが、一つの手法、一つのテクニカル分析を追及する事がご自身の武器となり資金を守る事に繋がります。
一見すると難解でランダムな動きにしか見えないFX相場にも「顕著な傾向」という勝ち筋を見出す事ができ、適切なRCIのルールに従ったエントリーと決済で対処する事ができるようになると、難しい相場であってもプラス収支で渡り歩き、イージーな相場では拍子抜けするほど楽に資金が積み上がっていく事になります。
9月4週のFXトレード5分足
8本RCI-FX手法:ロジック①EURUSD
今週は先週に続き、トレンドフォローでは無いロジック①を見ていきます。
画像は今週のEURUSDのトレードで、ロジック①の狙いであるトレンドフォローとはかけ離れた場面ですが、ロジック①にはもう一つの狙いがあります。
それが本事例の局面、「初動」となります。
トレンドの一番根本である動き出しを捉えるものですね。
今回の事例のように現在ボラティリティがそれほど大きくないEURUSDでも一度の取引で70pips以上獲得できています。
しかし、このポイント・・・厳密にはトレンドフォローなのです。
どこが?というお声が聞こえてきそうですが、一つ時間足を下げて1分足で見てみましょう。
そうです。その時間足におけるロジック①の初動とは下位の時間足におけるトレンドフォローとなっているのです。
8本RCI-FX手法のロジック①は単一時間足でのテクニカル分析に特化した手法です。
8本のRCIで読み取るチャートは、
・監視時間足におけるトレンドフォロー(通常の視認できるトレンドフォロー)
および
・下位時間足におけるトレンドフォロー(初動:見ている時間足では視認できないトレンドフォロー)
この2つのトレンドフォローに最適なローソク足を1本単位まで絞り込んでエントリーする、というのが本手法が狙う本質となります。
9月5週(10月1週)のFXトレード5分足
先週まではロジック①におけるトレンドフォローではない形状、
・非トレンドフォロー形状
・初動
このような状態でも8本のRCIの正しい読み取りによって優位性高くpipsを獲得していく事ができるという事例を紹介いたしました。
今週はUSDJPYにおいて標準サイズのトレンドフォローを獲るロジック①、そして上位の大きなサイズのトレンドフォローを獲るロジック③で典型例が発生しました。
4回のトレードで各20pips獲得し、合計80pipsOverのトレードとなりましたが、
無裁量で対応できる部分は無裁量ルールで分析作業を効率化、そして勝てる可能性を高めて利を伸ばせる部分は裁量要素を含ませたハイブリッド的な分析
により、いずれも本手法によってこの足しかルールが合致しない、という1本まで絞り込んでトレードした結果となります。