11月
2024年11月の8本RCI-FXトレードを一部抜粋して掲載しています。
各ロジック、どのようなポイントでエントリーしているのか、トレードイメージの参考にしていただければと思います。
8本RCI-FX手法
ロジック①:狙いはトレンドフォロー(+初動)、8本RCI-FX手法全体の7割のエントリーを占める最も重要で根幹となる手法
ロジック②:過熱した相場を見極め、その後の転換をピンポイントで拾っていく手法
ロジック③:調整後の相場のベストタイミングでエントリーができる、アールの8本RCI手法の中でも最も勝率が良く、利益も伸ばせる手法
※主要なインジケーターは非表示です。
11月1週(10月5週)のFXトレード5分足
興味深いポイントが多い週だったのですが、今週は10月1週の補足事項としてロジック③の原理本質とも言えるシーンを取り上げてみようと思います。
画像は今週のUSDJPY5分足です。
ロジック①とロジック③は広義においては同じトレンドフォローに分類されます。
しかしロジック③はロジック①ではエントリーを検討する事すらできないRCI形状の局面において、何度も連続してエントリーが訪れる事になります。
同じトレンドフォローでも狙う規模が変われば読み取り方が変わり、バトンを受け渡すようにチャートの異なる局面を狙い続ける事ができます。
(画像では見切れていますが、このロジック③の利確直後にもロジック①がバトンを受けてエントリーとなりました)
ロジック③は上位3波を捉える手法です。
では上位3波とは一体何なのか?
5分足の上位という事は15分足なのか30分足なのか、それとも1時間足なのか。
ロジック③における上位3波とは特定の時間軸を示すものではありません。
その本質、このロジックでいう上位足とは、
上位足=より大きなトレンド
という意味合いとなります。
そのため、5分足の上位は15分なのか30分なのか1時間なのか、という限定された枠組みに縛られるものではなく、5分足そのもののトレンドの大きさ、と比較した波という事になります。
その時発生しているロジック③の規模にもよるのですが、その5分足のロジック③は15分足のトレンドかもしれませんし、1時間足のトレンドかもしれません。
上位足がどの時間足を示しているのか、という視点は全く意味がない、という訳ではありませんが、それよりも今見ているチャートで何が起こっているかを、RCIとチャートの反応によって読み取り、見えているモノを根拠に分析して確度を高めていく、これがロジック③によって捉える事ができる上位3波の正体となります。
言葉にするとなんだか難しそうだな・・・と感じられるかもしれませんが、実際の運用面においては8本のRCIが示すロジック③のシーンでは、この足以外あり得ない・・・というポイントになってしまいますので、どちらかといえば初動からトレンドフォロー及びヒドゥントレンドフォローさえもターゲットとし、汎用的な側面もあるロジック①よりもパズル的な要素が強く、エントリーは容易であると言えます。
11月2週のFXトレード5分足
今週は何と言っても米国大統領選挙でしたね。
ドル円やユロドルを含むドルストレートは大きな影響を受け、値動きも大きく・・・なる事を期待していたのですがそれほどでもありませんでしたね^^;
それどころか、選挙結果はもちろんですが突発的な要人発言に対する警戒感から、為替市場の反応は値動きが大きくなるどころか、むしろ小幅な値動きとなりました。
本手法は値動きが大きくとも小さくとも特に影響を受けない事も特徴の一つと挙げられます(瞬間的な経済指標に対しては画一的な対処します)
よって常に8本のRCI分析が示す方向に従いエントリーと決済を繰り返していきます。
今週は久々にロジック②転換によるエントリーを見ていこうと思います。
11月7日のユーロドルの一幕です。
ニューヨーク市場に入り一方的に売られてきたドル。
矢印の期間内は価格の推移はもちろんですが、陰線より陽線の数が多くユーロを買ってドルを売る動きが非常に強い事が分かります。
このように一方的に進行する相場の様子は、
ローソク足だけでは値動きを元にスケールを中心とした情報のみとなりますが、
8本のRCIではそれに加えてその角度(勢い)や細かい押し戻りの内訳、過去と現在の対比、行先及び終点の予測までも視覚的に把握する事が出来ます。
今回のトレードではニューヨーク前場が落ち着きトレーダーが利確する動き=一方的な進行相場転換の瞬間をピンポイントで切り抜く事になりました。
ロジック②ではRCIの他、面白い要素として相場の「ある特性」に狙いを絞っています。
FXや為替相場の特性と聞けば、ダブルトップや三尊といったチャートパターンが思い浮かびますが、ロジック②が狙う特性はそういった一般的なテクニカルとは違い、ローソク足が伝達する動きの初動反応を見ており、その発生を8本のRCIの中でも短期に特化した形状をきっかけとしてエントリーするものとなります。
11月3週のFXトレード5分足
今週は先週に比べると方向感も定まり分かり易い動きとなりました。
値幅が大きい方がやりやすいのは確かですが、どのような動きになろうと8本のRCIによる手法ルールに従って勝てる可能性の高い1本のローソク足を分析するのみです。
浅めの押しからトレンドフォローでエントリー。
決済はわたしは緑チェックマークで決済としましたが、わたしより先の黄色!までホールドした生徒さんも多かったです。
このトレードはそれほど大きなpipsを獲得できてはいませんが、(一般的には5分足レベルのハーフスキャルピングトレードならば大きい方)8本RCI-FX手法としてはビッグトレードに分類する事ができます。
「ビッグトレード」を定義している手法は珍しいと思いますが、8本RCI-FX手法ではそのトレードが日常的なサイズのトレードかビッグトレードかを明確に定義できます。
なぜそのような定義が必要かと言うと、「やった!ビッグトレードだ!」と喜ぶためではありません。
ビッグトレードに該当する際はエグジット対応を変えて、より大きな利益を獲得するためです。
エントリーには様々な言及や考え方があります。
中にはエントリーさえよければよい、といった極端な考え方もあるようですが、わたしはエグジット=決済もエントリーと双璧であり、勝率を高め最高効率のトレードを実現するためには、エントリーとエグジット、両方を兼ね備えてこそ完成されたFX手法であると考えています。
このページは毎週の5分足トレードの特徴的な事例を掲載しているものですが、8本RCI-FX手法概要のページでは、各ロジックを一覧でまとめていますので、もしお時間があればロジック①なら①、②なら②、③なら③だけを連続してご覧になってみてください。
▶関連記事:8本RCI-FX手法概要
そうするとお気付きいただけると思いますがどのトレードも同じ様な動きとなっています。
これは当然と言えば当然で
・狙う場所が明確である事(そのポイントを獲るためのロジックだから)
・裁量と無裁量のハイブリッド的FX手法である事
これらによって手法の再現性や一貫性といった安定して勝てるFXトレードに不可欠な要素が担保されているからです。それが8本RCI-FXオンラインスクールで、エントリーはもちろんエグジット(決済)もわたしと同じトレードを目指す理由となります。
11月4週のFXトレード5分足
【8本RCI-FX手法EURUSD:ロジック①トレンドフォロー】
今週はトレンドフォローのお手本とでも言うべき場面です。
まずは左のチャートを見てください。きれいに伸びていきましたね。
しかしこの場面。出来上がったチャートで見ているとトレンドフォローの起点をうまく捉えており、わかりやすく簡単なトレードに見えますが、右の画像、エントリーの瞬間を見てみるとどうでしょうか?
ピンク矢印で示すようにトレンドフォローという視点で見るならば、むしろ下方向(売り)の勢いの方が強く、下へ落ちていくのではないかと見る方もいるかもしれません。
ですが、8本RCI-FX手法ではこのシーンにおいては買い(上目線)一択です。
もしかすると下かも・・・などという迷いが生じる事すらありません。
8本RCI-FX手法の視点からもう一度右の画像を見てみましょう。
水色縦線の時点から既に目線は上に固定しています。
そしてその後の青点線矢印を上昇トレンドの「押し」(修正2波)と捉え、
後はどこで勝てる可能性が限りなく高まる「買いのローソク足」が出現するか。
RCIルールの合致を見ながらそれだけを待ち構えていました。
大切なのは上かな下かな・・・と迷う事なくここから上目線、ここから下目線と自身の目線を固定できるという事です。上かもしれない下かもしれない、という意識があるだけで、買いで負けたからやっぱり売りだ、売りで負けたからやっぱり買いだった、とトレードが落ち着きません。
確実に目線を固定できれば、こういったFXトレードにありがちな往復ビンタで負ける要素を無くす事に繋がります。
目線の一貫性を単一時間足で保持できる事、これも8本RCI-FX手法の特徴の一つと言えます。
11月4週のFXトレード5分足
今週は面白い場面がありましたので、そのシーンを取り上げてみようと思います。
まずは下の画像を見てください。
さて、このトレードのエントリー位置の違和感に気付かれる方もいらっしゃると思います。
・・・そうです、このようなエントリー位置は「トレンドフォロー」とは言えません。
この場面、本来ならばトレンドフォローのエントリー位置というのは水色〇、ここをトレンドの戻りとした売りエントリーがトレンドフォローによるトレードとなります。
赤矢印でのエントリーは一見するとトレンドフォローには見えない、トレンドの発生地点を天井から捉えたこのトレードは、
「ヒドゥントレンドフォロー」(隠されたトレンドフォロー)
という位置なのです。
一般的な手法では視覚化する事は出来ませんが、8本RCI-FX手法によるテクニカル分析では、このシーンはこのように見えています。
青点線を一連のトレンドと捉えて赤矢印でトレンドフォローエントリー。
ピンク〇の部分は戻りがオーバーシュートしているだけであり、実質のところ本トレードは青点線のトレードなのです。
このようなヒドゥントレンドフォローはライントレードや移動平均線といったローソク足とともにメインチャートに描写されるテクニカル分析やインジケーターでは決して捉える事が出来ません。
マルチタイムフレーム分析は近年のFXテクニカル分析において必須のものとされている傾向がありますが、実はこのような場面でのマルチタイムフレーム分析は必須どころか、上位足が機能していない状態ですので分析があべこべの状態で混線してしまい正常な分析ができず負ける原因になってしまいます。
この場面においては単一時間足監視を原則とする8本のRCIによる分析では、この現象を8本の内の3本の働きを読み取る事によって視覚的に暴き出す事ができます。
後はその他のロジックルールに合致させてエントリートリガーを引き、選択式決済のルールに基づき決済する。
優位性の確認されたエントリールールと勝ち逃げを前提とした決済ルール、一貫して判断できる基準こそがFX相場において利益を積み重ねて勝つ事ができる最大の武器であり防衛手段であると考えています。