FXの「守り」は二つ:エントリーの守りと決済の守り
今回は少し変わった視点から、FXの「守り」について見てみようと思います。
FXの「守り」は、エントリーの守りと決済の守りの二つに分ける事が出来ます。
どちらも損失を避けて資金を守る、という事に通じます。
エントリーの守り:負けやすいエントリーをしない
まずエントリーの守りとは、負けトレードを避ける、という事ですね。
・ルールを破らない
・リベンジトレードをしない
・負けやすいパターンでエントリーしない などなど
つまりエントリーの守りとは、負ける可能性が高い(資金を失う可能性が高い)「余計なエントリーをしない」というエントリー前の判断を指すものです。
決済の守り:損失をどこまで小さく抑えられるか
これに対して決済の守りとは、「いかに損失を少なく抑えられるか」というエントリー後の判断を指すものです。
決済というと、勝ちトレードで含み益を守る決済に目が向きがちですが、負けトレードの決済でも大きな差が生まれてきます。
同じ「1敗」でも中身が違う:8本RCI-FX手法は潔くは負けません
さて、負けトレード、皆さんはどうお考えですか?
「負けトレード」というと、完全に一つの負けと捉えている方も多いかもしれません。
利確か損切りか、0か100かという観点だけで考えると、勝ちか負けかの二つに一つです。
しかし8本RCI-FX手法は潔くは負けません笑
定められたストップロスに至るまでの損失を最小限にする、あわよくば建値や微益で決済する事を徹底して目指します。
相場とRCIの状況に合わせた最適な決済ルールにより、例え負けトレードだとしても最小損失を目指すという事です。
同じ「1敗」と数える負けトレードでも、大きな負けか小さな負けかで、資金を増加させるというFX本来の目的に大きな影響を与える事になります。
損切りの引き延ばしやナンピンはしない
たまに、
「損切りするから負ける」
という考えのトレーダーもいらっしゃいますが、8本RCI-FX手法においては、
損切りそのものを無くそうとする
損切り位置を変えて引き延す
ナンピンで損失のあるポジションを救出する
といった事は行いません。
個人的にはこれらの行動は、トレードを仕事として考えるなら労力の割に儲けは少なくなる傾向が強いため、非常に非効率なトレードであると考えています。
次は実際のチャートで見てみましょう。
USDJPYの2連敗に見る、8本RCIの「負け方」

画像はUSDJPYのロジック①による買いトレードですが、2連敗となっています。
(左のトレードは建値か微益に見えますが、スプレッドでわずかに負けています)
注目していただきたいのは「負け方」です。
両トレードともにエントリー価格とそれほど大差ない価格、つまりほんのわずかな損失だけで決済している事がお分かりいただけると思います。
エントリー時に設定したストップロスに届くのを待たず、損切りでこのトレードを終えると判断して決済しています。
8本のRCIの状況を見つつ、手法の決済ルール通りに手放しているところがポイントです。
もしルール通りに決済せず粘っていたら
さてこのトレード、ルール通りに決済せずに粘っていたり、損切り後にリベンジで再度買いエントリーをしていたらどうなっていたかと言うと・・・

こうです。
相場はこの後、大きく下げていきます。
例え損切りせずにホールドする判断や、ナンピンでの取り返しに大きな自信やルールを持っていたとしても、これだけ逆行するとメンタルも資金管理も厳しい戦いとなってしまうところです。
手放した後の値動きより大切なこと
相場ですからポジションを手放した後の結果は大した意味を持ちません。
この相場はたまたま下げていきましたが、次の同様の機会では上げていく事もあるかもしれません。
しかし、このトレードにおける確かな意味とは、負けトレードを最小損失で切り抜ける事が出来たという事実です。
小さな負けだからこそ、冷静に相場を見られる
2連敗。
「連敗」という言葉だけを聞くと、トレーダー心理としては大きなストレスがかかってしまいます。
特に大きく負けた後ほど、
やっぱり上に行くはずだ!自分の分析は間違っていない!このままもし上がったら勿体ない!
こういった意識が働いて、リベンジトレードや買い増しといった、自ら傷口を広げてしまうようなトレード行動を取りがちになってしまうものですが、わずかな損失で撤退できたからこそ、この意識に振り回される事無く、冷静に相場を見る事が出来ます。
生徒さんにはよく申し上げていますが、FXは攻めも大切ですが守りはもっと大切です。
効果的な攻めは鉄壁の守りの上で成り立つのです。
わたしはそんな意識を持ってトレードを行うようにしています。



