なぜ波のカウントで迷うトレーダーが多いのか
こういった波のカウントで悩んだご経験はありませんか?
FXトレードを勉強される中でエリオット波動理論に触れた方は多いと思います。
※エリオット波動理論
————トレンドは5つの波で構成され、3波が最も大きな値幅を持つ————
理論としては非常に明快です。
しかし、実際のチャートを前にすると、話は別です。
「今の上昇は1波なのか、それとも3波なのか?」
「ここからさらに推進波になるのか、それとももう終わりなのか?」
「調整a波、b波、c波の判断が合っているのか?」
リアルタイムで動くチャートの中で、波を正確にカウントし続けることは、経験豊富なトレーダーでさえ容易ではありません。後からチャートを見れば「ああ、ここが3波だった」と分かっても、その瞬間には判断できないのです。
この原因はエリオット波動理論には「波を構成する定義」こそあれど、その理論を有効化するために無くてはならないはずのもう一つの要素「波のカウントの定義」が備わっていないから、と言えます。
そのため、理論による分析を行うために波を数えると本来捉えるべきチャート分析の本質を見失っていくのです。
上目線なのか下目線なのか。
そのトレンドはどれくらいの規模なのか。
今はエントリーすべきタイミングなのか。
これら一つ一つに判断基準を持つ事の方が、波を数える事よりもずっと重要です。
今回は大きなトレンドを捉える8本RCI-FX手法ロジック③の実例を通して、波のカウントに惑わされないテクニカル分析を見ていこうと思います。
エリオット波動の波をカウントせずに捉える推進3波動
まずは、同じ週に発生した2つの通貨ペアの事例を見て見ましょう。


8本RCIのロジックルールで定められた各定義に従って、
・監視時間足での大きなトレンドを確認
・トレンドの規模に合わせた大きさの押し戻りを認識
・フィルターへの抵触が無い事を確認
・3つのトリガー要件を満たす足でエントリー判断
両エントリーともに、上記の手法ルールに当てはまるローソク足は画像内で示した赤矢印のエントリー足のみとなります。
そして決済は、戻されて利益が減る前にエグジットルールに従って利確します。
ロジック③における「上位3波」の意味
8本RCI手法のロジック③では、「上位3波」という言葉を用いています。
しかし、これは実際に3番目の波を示しているわけではありません。
便宜上「3波」と呼んでいますが、3波か5波か7波か、はたまた13波なのか。
波の数はどうでもよく、その時間足における最大規模のトレンドを上位3波と名付けているに過ぎません。
通常このクラスのトレンドは単一の時間足の監視では取りにくいのです。(見ている画面に対してトレンドが大きくなり過ぎて認識が難しいため、押し戻りを転換と見てしまう事が多い)
マルチタイムフレーム分析では少なくとも一つ上の時間足と合わせて2画面以上を同時監視するという作業が必要になるのですが、本手法はそれをRCIで見る事によりシングルタイムフレームの1画面で可視化してトレードを行います。
- 曖昧な波のカウントはしない
- 複数の画面を切り替えない
- 8本RCIが示す勝てる可能性の高い1本のローソク足を狙い撃つ
エリオット波動理論では波の数を数えることに意識が向きがちですが、大切なのは波を数える事ではなく、
「監視している時間足で最も大きなトレンドが発生している」
という事実を認識し、その波に乗ること。
8本RCI手法では波のカウントという迷いを生む作業を行わず、RCIというテクニカル指標を用いてトレンドの規模を視覚的に判断しています。



