RCIトレードにおいて通貨相関は見るべきではない

8本RCI-FX手法に通貨相関が必要ない理由
目次

ルールに無い思考は取り入れずにトレードする

RCIトレード実例解説

この週は週開け早々の月曜日早々にEURUSDで大きなトレードがありました。
数年前まではドル円よりユーロドルの方がボラティリティがあったため、珍しくはなかったのですが、ここ最近の相場のユーロドルのデイトレードで一撃100pipsOVERは久々の感覚です。

やっている事はいつものトレードと同じなのですが、このユーロドルの裏ではドル円も同時刻同様の動きとなっていました。
二つの通貨ペアの8本RCI-FX手法におけるトレード判断を比較してみようと思います。

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EURUSD
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USDJPY

EURUSD(左のチャート画像)

赤垂直線:ロジック①
RCIによる環境認識は15分前から下目線に固定し、戻りの終了をRCIにて観察・確認。
短期的にも推進しやすいトリガーとなるRCIの形状を見て、伸び始めの足を根元から捉えてエントリー。
大きく伸びてビッグトレード基準へと切り替え、伸ばせるだけ伸ばして決済。

緑垂直線:ロジック③及び3.5
ロジック①のトレンドフォローによる戻りからロジック③が発生。
優位時間外のため、1本目は微損撤退し、2本目で本命を入り直して決済。

USDJPY(右のチャート画像)

赤垂直線:ロジック①
見送り

緑垂直線:ロジック③及び3.5
1本目のロジック③はルールに合致せず見送り、3.5のみエントリー。

EURUSDは最初のロジック①、次の③、それに続く3.5を捉えましたが、それに対してUSDJPYは3.5のみのトレードとなりました。ユーロドルの大きな下降に対し、ドル円は大きく上昇。
という事はユーロや円に対しドルが大きく買われた、という事ですね。
こういった為替特有の動きを利用して、ユーロドルが大きく下がった時にドル円が大きく上がる事を想定して買えば勝てるのでは?という通貨ペアの相関性を利用した手法も存在しています。

実際、本手法でも最初のユーロドルのロジック①の同時刻のドル円チャートでのRCI分析では、あと一手で売りエントリーというところまで分析が進んでいました。
しかし、この場面のドル円は最終トリガーで「NO」という分析結果となったため、躊躇なく見送ります。
ドル円もユーロドルと同様にその後大きく下落しており、少々ルールを無視して通貨相関を考慮に入れてエントリーしていれば取れていたかもしれません。

しかし、これはこの日この時のたった一つのトレード結果に過ぎないのです。

わたしたちが取り扱うRCI手法はRCIを主軸とした分析であり、通貨相関はルールに入っていないのですから、これをもったいないとかどうすればエントリー出来たか、という思考を巡らせる必要は全くありません。

大切なのは
自身が取り扱っている手法ルールを信頼して一貫したトレード行動を取る事ができたかどうか
この一点のみです。

通貨相関に限らず、その都度で自身の手法外のルールを入れたり入れなかったりというトレードには一貫性が伴わず、結果もバラバラになってしまいます。
他のルールを取り入れたその瞬間から、これまで取り扱ってきたその手法は別の手法へと変化しています。
逆に一貫性をもった分析とトレードからは一貫性を備えた結果が生まれます。

RCIが指し示す勝てる可能性の高いローソク足でエントリーし、そして適切な決済基準を選択して利益を確保する。どの場面でも同じ行動を繰り返して利益を切り取っていく行動こそが、結果的にはFXでの安定した資金増加=トータルプラスという恩恵を最大限に享受する事が出来るのだろうと考えています。

※本記事内のチャート画像では主要なインジケーターは非表示です



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