ココナラではツリー方式のレクチャーを行っている出品者がほとんどいない為(ほとんどの出品者はPDFを渡して取引完了)、1年以上にわたって常時満席だったのは、FXカテゴリーにおいてわたしだけでした。
ココナラでのFX指導
対面FX指導の生徒さんに導かれ
わたしが対面指導を行う方は、家族親戚および本当に親しい実生活で繋がりのある友人、そして指導が修了し、現在専業及び兼業トレーダーとして活動されている方の直接の紹介(紹介の紹介は受けない)のみに限定しています。
対面指導を限定するのはなぜかと言うと、今は亡くなりましたが元トレーダーであるわたしの父の言葉で、
「金融取引の技術は意図せず疎まれ妬まれる事もある。だから自分の身の回りより外側のサークルにいる人達に技術は勿論、食い扶持が金融である事実を何があっても伝えてはいけない、悟られてはいけない」
という訓えを守っていたためです。
恐らく父はわたしが女性である事、そして自らも嫌な思いや危険な経験をしてきたからこそ、言ってくれていた言葉なのだと思います。
父が2022年初めに他界し、わたしは一時期トレードを辞めようかと思うほど失意の底にいました。トレードをしているだけで、チャートを見ているだけで父の顔、声、教えてもらった事・・・思い出が次から次へと浮かんでしまい、トレードにならなかったためです。
そんな時当時対面指導でお教えしていた生徒さんのお一人(この方自身も素晴らしい裁縫技術の持ち主でココナラを利用されている)から、
「アールさんもネットで教えてみたらどうですか?」
というお誘いを受け、ご紹介いただいたのがココナラです。
それまでの対面でのFX指導に特段不満を感じていたわけではありませんが、ごくごく限られたコミュニティ単位での指導と比べ、「新しい挑戦」に対する得体の知れない高揚感を感じたのを今でも思い出します。
ネット上ならば、父の訓えにも背かず教える事が出来ます。
そして自分の心を埋める、というよりもFX、これまで探求してきたRCIでのトレードについて、見ず知らずの方とはいえ、多くのFXの見識を持っている方と話し、教える事、というのは、わたし自身のトレードを高める事ができる可能性も感じ、FX手法の出品ページにそれまで閉じ込めていたFXとRCIへの思いの丈をアウトプットし、一晩と掛からず書き上げてしまえるほどの興奮でした。
150人以上の生徒さんへのFX指導
2022年10月のWEB上でのFX指導開始以降、2024年3月の新規生徒さんの受け入れ休止まで、150人以上の生徒さんに技術をお伝えしてきました。
ありがたい事に出品期間中は常時満席状態でした。
これは、ココナラFXカテゴリーにおいては、
手法を記したPDFを渡して、「それでは頑張ってください!」で終わり
というのが主流な中、わたしの教え方はWEB上にも関わらず、
対面指導と同じくマンツーマンで徹底した質疑応答を経ながら手法認識を重ねていく形式
が異質だったというのもあります。
わたし自身のトレードも疎かにせず、1年間で150人以上の方にゼロからお教えするのは大変ではありましたが、募集再開を心待ちにしていただく方もいらっしゃって、多くの良い出会いに恵まれ本当に充実した1年を過ごさせていただきました。
ココナラでFXを教えるのを辞めた2つの理由
「教える楽しさ」と「教えるギャップ」
ココナラでお教え始めた当初は本当に文書だけで、手法を伝える事ができるのか?これが一番心配している事でした。
心がけていたのは対面指導と変わらないクオリティで一人ひとりと接する事、です。
教える内容は対面指導もWEB指導も同一です。問題は解説の解釈、その捉え方は本当に一人ひとり違いましたが、一人、二人、五人、十人とお教えする内に指導内容も濃くなり洗練されていき、予想していた通り、わたし自身のアウトプットにも繋がっていったため、手法運用そのもののクオリティも高まる事となり、教える楽しさと生徒さんとともに成長できる嬉しさを感じさせていただけました。
ですが、それと同時に理想と現実の違いという教えるギャップに悩まされました。
これはわたしが招いたミスでもあるのですが、対面指導の時とはお教えする人数が十倍ほど違っため、人数が増えれば増えるほど当然ですがフォローが膨大な量になっていきます。
わたしの教え方はとにかく徹底した質疑応答をして、認識が重なるまで一緒に見ていきます。ところがわたしというリソースには限りがあるので、どうしても生徒さん一人ひとりに対する技術の継承が手薄になってしまっているんじゃないか、という事に大きなストレスを感じました。
とはいえ、レクチャーの募集再開を長期間心待ちに待っていただている方もいらっしゃるので、既存の生徒さんのフォローもしつつ、出来るだけ多くの方を受け入れて見させていただくには、
わたしのリソースを増やす=わたしの睡眠時間を削る
という選択しかありませんでした。
元来身体は丈夫な方でしたが、(コロナに罹って40℃近くでも返信できる笑)2023年の11月頃は、
多くの方への教え込みの限界
自身の生活リズムの悪化
これらを要因として、自身のトレードにも影響が出始め、これはわたしにとっても現生徒さんたちにとっても良くない事であり、思い描いた通りのFXを教える環境ではない、と判断いたしました。
トレーダーを目指す生徒さん達の言葉
わたしは新しく迎え入れた生徒さんの人となりを知るため、必ずアンケートをさせていただきます。
アンケートの質問やご回答そのものにももちろん意味がありますが、その回答の仕方や文面にその方の人となりを見る事が出来ます。
その中で段々と大きくなっていった陰の部分があります。
WEB指導を始めた当初は気にならなかった事・・・なのですが、新しい生徒さんが来られる度に聞かされる声、指導を始めて半年くらいからその声が気になり、悩まされる事になります。
・販売数が多く高評価だからと買ったEA/自動売買で何百万もの損失
・誰でも知れるレベルの情報を高額で買わされた
・アフターフォローを行うと言いつつ返信をしてこない出品者
・明らかにトレーダーではない者がFX手法を教えている
その他にもたくさんのお話を聞かせていただき、どれもこれも俄かには信じがたい話でしたが、すべて実際の生徒さん達から聞かせていただいたお声です。
わたしは元々他の方が出品なさっている手法には興味がなく気にしておりませんでしたが、余りに酷い声を頻繁に耳にするため、FXカテゴリ内のランキングを覗いてみると、生徒さんがおっしゃられていた手法がズラリと並んでいる様を見て愕然としました。
どの商品も我先にと絶対にあり得ないような耳障りのよい言葉を並び立て、顧客獲得に奔走している・・・
そしてその中にわたしのRCI手法の画像が鎮座しているのを見て、
「あぁ、ここにはいたくないな」と・・・
前述の理由よりこちらの理由の方が大きかったのかもしれません。とにかく衝撃的でした。
これからの指導体制
これからのWEB指導はわたしにとっても生徒さんにとってもより良い環境を目指して構築していく予定です。
トレーダー1人輩出→新規受講生1人受入
上記コンテンツ内でも書いた通り、わたしにとって生徒さんとの達成や成果の共有というのは何にも代えがたく素晴らしい経験です。
ですが、大人数の方にFX手法を教える・・・というのは、前述の通り、わたし自身の生活環境やトレード環境も歪んでしまい、生徒さんお一人ごとに割り振れるわたしのリソースも限られてくる事から、もっと多くをお伝えしたいのに、知らず知らずの内に技術の継承が薄くなってしまうという側面も生じてしまっておりました。
そのため今後は、
新しくお教えする生徒さんを受け入れる時は、最低でも1人はリアル口座で安定したトレードが出来るようになっているべきであるという考えの元、これまでの指導経験から見積もって年間20人~多くても30人程度までに絞って集中的にお教えしていく予定です。
ココナラでの生徒さんへ
再受講を希望される生徒さんは下記ページよりご連絡ください。よろしくお願いします。