押し目待ちに押し目なし|極端に浅い押し目が難しい理由
トレンドが発生したら狙いたいのがトレンドフォロー。いわゆる第3波です。
そしてそんなトレンドフォローに欠かせないのが「押し目・戻り目」です。
買いの場合なら、まず一つ目の上昇があり、少し下降した後、さらに上昇する。
そのため、上昇発生後に来る「押し目」をしっかりと待って、さらなる上昇に乗っていくのがトレンドフォロー手法の安全策であり定石です。
しかし相場はそうそうこちらの都合に合わせて押し目を作ってくれません。
特に力強く伸びる相場ほどその傾向が強くなります。
押し目を待っているうちに、相場はどんどん先へ進んでいってしまい・・・「乗り遅れたT-T」
相場の格言「押し目待ちに押し目なし」とは、まさにこの状況を表した言葉ですね。
8本RCI-FX手法は、そのような非常に浅い押し目からのトレンドフォローにどのように対処するのか、チャート事例から見ていきましょう。
フィルターを外せる派生ロジック「飛び乗りロジック1.5」

赤矢印でロジック1.5が発動してエントリーとなりましたが、その手前の押しは、押し目と呼べるかどうか迷うほどわずかなものでした。
左側のもみ合いから一気に上昇が始まり、その後もほとんど下げらしい下げを作らないまま伸びていっています。
終わったチャートで見るとよいタイミングでエントリーできているように見えてしまいますが、リアルタイムではエントリーしたポイントがまさに天井に見えている状態です。
頼るべき手法や根拠が無ければ、エントリーするには非常に勇気が必要な場面です。
飛び乗りが危険な理由とロジック①のエントリーフィルター
このような押し目か押し目でないか判別の難しいチャートは、
これらでエントリーしても、そこで高値掴み(または安値掴み)となる可能性があります。
エントリーした瞬間に反転してしまい、そこで自分が間違っていたと認識して損切りできればまだしも、切るに切れなくなり大きな含み損を抱えてしまう事も多いシーンです。
そんなリスクが頭でも分かっているのに、焦りや感覚によって思わず飛び乗ってしまう。FXでとてもよくある負け方の一つです。
そのため本来のロジック①では、このような押し目が認識できないシーンでエントリーする事は出来ません。
本手法では、エントリーフィルターによって、こういった場面ではそう簡単に手出し出来ないように設計されています。
比較的浅い押し戻りのトレンドフォローであればロジック①でも拾えますが、今回のように押し目と呼べるかどうかの境目まで浅いものは、必ずフィルターで止まることになります。
・・・とはいえ、美味しい場面を見過ごしてばかりではありません。
一定の条件を満たす事により、フィルターを無効化してエントリーを可能とする、ロジック①の派生的なルール、それが今回のロジック1.5となります。
これを身に付ける事で、ほんの僅かな押し目であっても、相応の根拠を持って拾っていく事が出来ます。
「飛び乗り」と聞くと、少しいやな感じがする方もいらっしゃるかもしれません。
前述のように勢いや感覚だけの飛び乗りは、高値掴みや安値掴みになることがほとんどです。
ですがロジック1.5は、ふだん閉じているフィルターを、条件がそろった時にだけ開くもの。
入らない理由をきちんと持っているからこそ、入ってよい時の根拠にも重みが生まれます。
リスクリワード1:7と、手法の一部としての資金管理
このトレード、わたしは最初のチェックマークで決済ルールを選択しましたが、何人かの生徒さんは、次の天井近くのチェックマークで決済されています。
天井近くのチェックマークで決済した場合のリスクリワードは1:7です。
エントリーから損切りまでの幅「1」に対して、利食いまでの幅が「7」という事ですね。
損失を10,000円とする資金管理ルールで運用していた場合、1回のトレードで70,000円の報酬を得る計算です。
損失の額を先に決めておくからこそ、伸びた時の利益もはっきりした数字で捉えられます。
このような資金管理も、手法を構成する大切な要素の一つです。
1:7の影にある地味なトレードと、勝率重視の理由
もちろん毎回このような素晴らしいトレードを行えるわけではありません。
気持ちのいいトレードの影には、多くの1:1での利益/微益/微損/全損が存在します。
適切な資金管理で、優位性の確認されたトレードを継続していれば、資金は増加傾向を保ちやすくなり、そして週に何度か訪れる優良なトレードで、大きな増加率を狙う事が出来ます。
たとえ負けトレードであったとしても小さく負ける。
地味なトレードしか出来ない相場であっても、資金を減らさずに少しでも増加傾向に置いておく事でメンタルを維持し、そして大きく獲るべき場面は一気に獲り切る。
これが、わたしが勝率重視のトレードロジックをお勧めする理由の一つでもあります。



