負けが負けを呼び、その負けを取り返すべくまた負ける・・・
自分なら大丈夫、自分は特別という驕りと大きな勘違い、それまでの人生で得た貯金3000万円、その全てを相場に捧げました
FX専業トレーダーになるために
父、トレーダー
わたしの父は当時としてはかなり珍しかったのですが、海外でプロップトレーダーとして活動していました。
いわゆるプロップファームという投資を生業とする自己資金運用型の企業に「トレーダー」として勤務している、という形態です。
(実態は共同経営者であったと聞いています)
その姿を見たり話したり、わたしはチャートが織りなす不思議な現象、そして根源が「奪い合い」という人の欲望の上に成り立つこの世界へとのめり込んでいきます。
わたしならやれるんじゃないか、という根拠の無い淡い期待を抱いて。
捧げたこれまでの人生の全て、3000万
四年制大学卒業
理系大学院博士課程修了
政府系国立研究機関勤務
・・・この時期から外国証拠金為替取引(FX)への探求を開始
上記研究機関勤務を辞職し、FXを生計の柱とすべく、探求に没頭しました。
本当はここで研究職を辞すべきでは無かったのかもしれませんが、当時のわたしには大きな驕りがありました。
今思えばどうしてここまで自信があったのかわかりませんが、とにかく確信しかありませんでした。
わたしならできるだろう・・・と。
数学的見地からの探求に次ぐ探求、仮定から始め、絞り込み、法則性を見つけ、そこに打ち込み続けるだけ。
が・・・脆くもその目論見は外れ、当初はとにかく負けまくりました。
俗にいうビギナーズラックというのも私は無縁でした。
それからというもの、ありとあらゆるインジケーターや商材にまで手を出してしまい、トレード自体の負けと合わせてトータル3000万円、これまでの人生で得てきた全てを市場や業界に捧げました。
資金と生活を繋ぐため、私立高校教諭として2年間教鞭をふるいつつ探求を続け、2年前に他界しましたが、プロップトレーダーであった父に相場の基礎基本から教示を受け、今から10年以上前にダウ理論による無裁量手法を構築しました。
転機
わたしの負けがここまで歯止めが効かず、重なってしまったのは、直前の負けトレードに心を奪われ、正常な判断力を失い、負けに負けを重ねてしまう絶望的なメンタルの弱さにあります。
この人並以下のメンタルを克服するために、全行程をルールで縛った手法を構築して取り組むこととし、ダウ理論を完全無裁量にまで磨き上げた手法を構築する事ができました。
29通貨ペア監視で勝率8割以上、月によっては10割を誇るものでしたし、順調に資金も増加していました。
しかし一度負けると無裁量のルールを破ってトレードをしてしまう・・・というわたし自身の弱点を繰り返してしまい、このダウの1時間足手法はルール通りにトレードしていれば勝手に資金は増加していく事が実証されているのになぜか守れない・・・
問題はリスクリワードにありました。
勝ち逃げるFXへ:RCI
勝率とRRの両立、それを実現するには無裁量によるダウ理論には限界があると突き止め、そんな時に海外のFXフォーラムを見ていた時に目に留まったのがspearmanのRank Correlation Index(RCI)でした。
その考え方と計算式等々はネットで調べればいくらでも出てきますので割愛しますが、RCIをまずは環境認識として使用しだしてから、明らかに成績が安定しだしました。
1本から3本へ、3本から5本へ・・・極めるにつれてRCIの本数は増えていき、またRCIの役割そのものも、環境認識からエントリー判断、エグジットにまで及ぶようになりました。
その後少し迷走もあり、最大で24本ものRCIをマルチタイムフレーム分析で使用しておりましたが、7年前に8本のRCIでのシングルタイムフレーム分析を確立してからは、リスクリワード1:1以上を保持しつつ安定した勝率を出せるようになり、そこからは早かったです。
自分の手法に対する疑念が自信となり、自信が確信へと変わり、大きなロットでもまったく焦りや緊張がなくなったのを今でも思い出します。
生徒さんに寄り添える理由
FXを極める事、FXで生計を立てるという事、を夢見て、目指して、最初は持ち合わせていた自信や希望が次々と打ち砕かれていきます。
疲弊していく精神、どうすれば勝てるのか分からない絶望・・・わたしはこれからFXで専業や兼業トレーダー、或いはそれに近しい成果を目指す方が経験するであろう障害を大なり小なり全て経験しています。
「3000万」という金額が多いのか少ないのかは分かりませんが、少なくとも当時のわたしにとっての3000万の損失は絶望以外の何モノでもありませんでした。
・市場と商材に費やすお金と時間
・なぜ出来ない、という劣等感や葛藤
・何もその手に残らない虚無感
経験してきたからこそ気持ちが分かりますし、経験してきたからこそ気持ちに寄り添って一緒に進めます。
このコンテンツの最後に絶対にお伝えしたい事
このコンテンツは勝てるFX手法を欲する方にとって、直接の関連性は無いとも言えます。
このようなお読みいただきにくいであろうページの最後にお伝えしておきたい事。
それはアールが生徒さんにとって最良の指導者となれるかはわかりませんが、少なくとも見捨てることはない、という事です。
生徒さんが諦めない限り、わたしも絶対に諦める事はありません。
成果が出るまで1ヵ月の生徒さんもいれば、1年以上かかる方もいらっしゃいます。
皆さん大の大人ですから、生活環境もスケジュールも学習に費やせる時間も違います。(ゆえにFXの指導はマンツーマンが最適解)
ですので、かかった時間が問題なのではなく、やり遂げれば、継続していれば、必ず成果が現れる・・・
それはこれまでわたしがお教えしてきた生徒さん達が体現なさっています。
わたしが儲けたい、ビジネスとしたい、のであればトレードスクールとして多人数の門戸を開いておけばよいだけですが、
わたしの教え方は、
①絶対にマンツーマンである事(一度に多人数を教えない)
②生徒さん一人ひとりに合わせてレクチャーを変える事
③認識が重なるまで質疑応答を繰り返す事
というおよそビジネスとしては非常に効率の悪いシステムです笑
お教えするからには一つの疑問も残してほしくないので、回答にこだわりすぎてしまって、添削を返すのも夜中はおろか明け方までかけてお一人ずつ返信しています。
そのため、お教えできるのはどうしても限られた人数のみとなってしまいますが、ご縁がいただけた方とは一蓮托生です。
文字通り全力でお教えいたしますので、全力で飛び込んできていただければと思います。